統一模試Ⅰの後、何をすればいい!?返却までの復習法と140点に届かなかったときの立て直し方

はじめに
統一模試Ⅰ、2日間本当におつかれさまでした!
終わった直後は、正直しばらく問題を見たくない…という気分になりますよね。「とりあえず今日はゆっくりしよう」と思われている方も少なくないのではないでしょうか?もちろん疲れを抜くことも大切です。
ただ、ひとつだけお伝えしたいことがあります。
模試が終わった直後の今が、実は一年で一番成績が伸びる時期です。
「この問題、ここで迷ったな」という記憶は数日で薄れてしまいます。ここで手を動かせた人とそうでない人とでは、統一模試Ⅱの点数に大きな差がつきます。
今回は、返却までにやるべき復習の順番と、点数が思ったより低かったときの立て直し方を解説します!
模試の日程や目標点そのものについては、【2026年度版】薬ゼミ統一模試とは?をご覧ください。
まずは自己採点から!

ずばり、模試のあとに最初にやるべきことは自己採点です。持ち帰った問題冊子と解説を使って、模試の翌日までに済ませてしまいましょう!
採点は模試の翌日がベスト
「返ってきてから復習しよう」と考えていると、いざ返却されたときには問題の内容をほとんど覚えておらず、読み直すところから始めることになります。自己採点だけなら数時間で終わりますので、模試の翌日、遅くとも今週末までには手をつけてくださいね。
そしてこのとき、丸つけだけで終わらせないことがポイントです。
同じ正解でも、自信を持って選べた問題と2択で迷って当たった問題とでは意味が全然違います。後者は次に落とす可能性が十分にありますので、忘れないうちに印をつけておきましょう!ここが後の復習で一番効いてきます。
点数よりも「どこで落としたか」を見る
採点が終わると合計点ばかりが気になりますが、今の段階で見ていただきたいのは点数そのものではなく、落とした問題の分布です。次のような視点で見てみてください。
- 失点が特定の科目に固まっているのか、散らばっているのか
- 必須問題で落としているのか、理論・実践で落としているのか
- 知識が足りずに落としたのか、時間が足りずに落としたのか
同じ150点でも、理論で崩れている方は演習量を増やせば伸びますが、必須から落としている方は基礎の抜けを埋めるところからになります。ここがはっきりすれば、次の2ヶ月で何をすべきかはほぼ決まります。
成績表が返ってくるまでが一番伸びます

自己採点が終わったら、成績表の返却を待たずに復習を始めてください。この期間の過ごし方で、統一模試Ⅱの点数は大きく変わります。
とはいえ、やみくもに全問を解き直すのは効率がよくありません。順番を決めて進めていきましょう。
まずは解説講義動画で全体を1周
統一模試の受験料には解説講義動画が含まれています(1科目60〜80分・全9科目)。まずはこれを倍速で流して、全体像をつかむところから始めましょう!
解説を聞けばすぐ腑に落ちる問題がある一方、聞いてもピンとこない問題もあるはずです。この「すぐ分かるもの」と「分からないもの」を仕分けするのが、動画を見る一番の目的になります。
すべてを丁寧に見る必要はありません。失点が多かった科目から優先してくださいね。
解き直しは「あと一歩だった問題」から
全問を解き直そうとすると、確実に時間が足りません。次の順番で優先順位をつけてみてください。
- 2択まで絞って外した問題:知識の大部分はすでに入っているので、あと少し詰めるだけで得点に変わります
- 迷ったけれど当たった問題:次も当たるとは限りません。なぜその選択肢が正解なのかを説明できるようにしておきましょう
- まったく歯が立たなかった問題:基礎が抜けているサインです。模試の解説では埋まらないので、青本など普段の教材に戻ります
ポイントは、①と②から手をつけることです。③は時間がかかりますので、あと一歩だった問題を確実に取れるようにするほうが効率的です。
手をつけない問題を決めることも大切
復習と同じくらい大事なのが、捨てる問題を決めることです。成績表が返ってくると正答率が分かりますので、正答率が極端に低い問題は思いきって飛ばして大丈夫です。それよりも、正答率が高いのに落としている問題のほうが優先度は高くなります。
切り捨てるのはサボりではなく、残された時間を使いきる戦略だと考えてくださいね。
点数が思ったより低かった方へ

統一模試Ⅰの平均点は例年176点前後、最低限とっておきたいのは140点と言われています。
140点を下回った場合は、今の勉強のやり方に確実に何らかの手を打つ必要があります。ただ、これは「もう間に合わない」という意味では決してありません。
統一模試Ⅰの点数は「現在地」でしかありません
統一模試Ⅰは国試本番のおよそ5ヶ月前の模試です。まだ全範囲を1周し終えていない方がほとんどで、薬理や実務は手つかずのまま受験された方も多くいらっしゃいます。
ここでの点数は、今の立ち位置を測るための数字であって、合否を決めるものではありません。
実際に統一模試Ⅰが133点だった浪人生の方が、そこから218点まで伸ばして合格されています。統一Ⅰから統一Ⅱは、一年で一番点数が伸びる期間です。
変えるべきは勉強量ではなく「順番」
点数が伸びない方の多くは、勉強していないわけではありません。むしろ長時間机に向かっているのに結果が出ていない、というご相談のほうが多いくらいです。よくあるのは次のパターンです。
- 範囲の広い科目を最初から完璧に仕上げようとして、そこで時間を使い切ってしまう
- 解いていて気持ちのいい得意科目ばかりを回してしまう
- 分からない一問にこだわって、先に進めなくなる
どれも真面目な方ほど陥りやすく、勉強量ではなく順番の問題であることが少なくないんです。まずは「落とした問題の分布」に戻って、失点が一番大きかった科目から手をつけてみてください。
目標点の詳しい考え方は薬ゼミ統一模試Ⅰ(9月実施)で何点取れば合格できるのかで、浪人生の方の戦い方は浪人生の方へで解説しています。
統一模試Ⅱまでの2ヶ月をどう使うか

統一模試Ⅱは2026年11月19日(木)・20日(金)、統一模試Ⅰが終わってからおよそ2ヶ月あります。この期間は前半と後半で役割を分けると、ぐっと計画が立てやすくなります!
最初の1ヶ月は薬理・病態・実務
前半は、配点が大きく、やった分だけ伸びやすい科目に集中しましょう。薬理・病態・実務の3科目は内容が互いにつながっているため、まとめて回すと定着しやすくなります。
たとえば高血圧の治療薬を薬理で学ぶとき、病態で高血圧そのものを、実務で服薬指導を一緒に確認しておくと記憶に残りやすくなります。近年の国試は科目をまたいだ出題も増えていますので、この横のつながりは本番でも効いてきます。
物理・化学・生物に苦手意識がある方は、薬剤師国家試験の物理・化学・生物を徹底攻略!もあわせてどうぞ。
残りの1ヶ月は必須問題の取りこぼしをなくす
後半は、必須問題の精度を上げる時期にあてます。薬剤師国家試験には、総得点とは別に「必須問題で全体の70%以上、かつ各科目30%以上」という要件があります。いわゆる足切りと呼ばれるもので、総得点が足りていても、ここを満たせないと合格にはなりません。
自己採点の段階で、必須問題の正答率を確認しておきましょう。とはいえ必須問題は基本的な内容が中心で、短い期間でも伸ばしやすい領域です。焦らず詰めていきましょう!
統一模試Ⅱで目指したい点数は薬ゼミ統一模試Ⅱ(11月実施)で何点取れば合格できるのかで解説しています。
模試のあとにやってはいけない3つのこと
最後に、模試のあとにやりがちな行動を3つご紹介します。心当たりがないか確認してみてくださいね。
①新しい教材に手を出す
点数が悪かった直後は「この参考書が自分に合っていないのかも」と思えてきて、新しい教材が欲しくなります。ただ、今から新しい参考書を1周する時間はありません。統一模試Ⅱまでは約2ヶ月、国試本番まで見ても5ヶ月ほどです。
それに、教材を変えると「見たことがある」という積み重ねがリセットされてしまいます。同じ本を繰り返し開いているからこそ、「あの図は右ページの下にあったな」という感覚が働くのです。
手元の青本と模試の解説で十分です。特に模試の解説は、出題者が何を問いたかったかが書かれた、この時期には最良の教材のひとつです。
②点数だけを見て一喜一憂する
合計点は「結果」であって「原因」ではありません。上がった、下がったで気持ちが大きく動くと、肝心の勉強が手につかなくなります。点数が良かった方は油断に、悪かった方は落ち込んで机に向かえなくなる…というのは毎年よくあるパターンです。
同じ点数でも中身はまったく違います。点数を見るのは一度だけにして、あとは科目別・問題形式別に分解する作業に切り替えましょう。感情が動く前に手を動かすのが一番の対処法です。
③解説を読むだけで復習を終える
これが一番多い落とし穴かもしれません。解説には正解までの最短ルートが書かれているので、読むとスッと頭に入ります。ところが、その「分かった」は自分で選択肢を切る作業を飛ばした状態での理解です。
本番で求められるのは、初めて見る選択肢を自分の頭で切っていく力です。読んで納得した問題が次も解けるとは限らないのは、そのためです。
解説を読んだら一度閉じて、必ずもう一度、自分の手で解き直してください。さらに数日空けてから同じ問題に戻ると、本当に定着したかどうかがはっきり分かります。
メディウィング受講生の推移は?
Iさんの場合
| 薬ゼミ統一模試Ⅰ | 148点 |
| 薬ゼミ統一模試Ⅱ | 196点 |
| 薬ゼミ統一模試Ⅲ | 210点 |
| 国試本番(109回国家試験) | 265点 |
統一Ⅰの後にご相談いただき、国試まで通塾された6年生です。基礎事項がまだ定まっていなかったため、落とした問題の分布から科目の優先順位を組み直すところから始め、統一Ⅱで一気に点数を上げてくれました。
Oさんの場合
| 薬ゼミ統一模試Ⅰ | 133点 |
| 薬ゼミ統一模試Ⅱ | 167点 |
| 薬ゼミ統一模試Ⅲ | 204点 |
| 国試本番(109回国家試験) | 218点 |
統一Ⅰ直後にご相談いただいた浪人生の方です。長時間勉強されていたのに点数が上がっていなかったため、学習計画をすべて見直し、必須問題の取りこぼしをなくすところから整えていきました。
統一Ⅰでは140点を下回っていますが、しっかり整えていけば決して無理ではありません。
お二人とも、勉強時間を大幅に増やしたわけではありません。勉強量ではなく勉強のやり方に原因があることが少なくありません。ご自身で立て直すのが難しいと感じられたら、お気軽にご相談くださいね!
最後に
統一模試Ⅰは合否の判定ではなく、統一模試Ⅱまでの2ヶ月をどう使うかを決めるための材料です。自己採点で現在地を確かめて、返却を待たずに復習を始める。それだけで、これからの2ヶ月の密度は大きく変わってきます。
体調を崩せばベストな状態で勉強できなくなってしまいます。無理のないペースでがんばってくださいね!
6年生の方向けの情報は6年生の方へにまとめています。なお、日程や料金などの最新情報は薬学ゼミナールの公式サイトでご確認ください。
無料ZOOM相談受付中!
時間をかけずに効率的に成績を上げる勉強法が知りたい
テストや国試が不安…
再試験0で長期休みを楽しみたい!
\ 先着順です お早めに! /
