薬ゼミ統一模試の成績大公開!講師が薬剤師国家試験合格のために実践していた学習計画とは?
はじめに
春になって新学年になり新しく6年生!もう最終学年か~と思うのもつかの間で、研究室に就活にバイトに最終学年だし遊びもしたいし…と忙しい毎日を送っているのではないでしょうか?公務員や病院志望の方は就活で薬学試験が課されるところもありますよね。
勉強どうしよう!!!!とお思いの6年生の皆さんに私が6年だった頃の学習計画や成績の推移を大公開します!勉強の進め方で悩んでいる方は是非参考にしてみてくださいね。
今回の記事はこんな方におすすめです。
- 勉強の計画の立て方がわからない
- 何月にどのぐらいの成績を取っておけば合格できるのか知りたい
- 効率の良い勉強法が知りたい
先に断っておきますが、少々きつい勉強法なので、同じことを真似なくても大丈夫です!
隅から隅まで勉強して、学生の皆さんに還元できるようにと思い、取り組んだ結果ですのであしからず…。
↓後3ヶ月の具体的な勉強法を知りたい方はこちらから↓
4月にしていたこと
この時期は6月にある卒論発表にむけて詰めの研究をしたり、卒業論文をまとめたり、ポスターを作ったりで勉強する時間はあまり取れなかったです。試験対策授業とかではない通常授業はあったので、その授業を受けていたぐらいでした。
周りが青本を読み始めた!と言っている人もいたのでそろそろそんな時期になってきたのか。と思うぐらいで楽観的に過ごしていました。
5月にしていたこと
5月には学内模擬試験がありました。必須問題のみのものでしたが5割台でした。あれ、これやばいかも…と思ったのですが、研究室が忙しいことを言い訳に勉強しませんでした。
焦りがあったのは事実だったのですが、正直勉強よりも卒論をまとめきれていなかったのでそっちで焦っていましたね。
6月にしていたこと
いよいよ卒論発表の月です。英語での発表もマストだったので、英語スピーチも考えなくてはならず、毎日英語辞書と格闘していました。薬学部に来たのか、外国語学部に来たのか、、と思うほど英語に触っていましたね。
そんなこんなで無事卒論発表を終え、一段落付いたなという気持ちでいっぱいでした。
肝心の国試の勉強はというと全然せず。5月の模試のこともどこか遠い過去の記憶として「そんな事もあったなー」ぐらいで過ごしていました。
7月にしていたこと
やっと研究室も落ち着き、よかったよかった、と思いそろそろ国試対策をしようかと思っていたら、
月末に通常授業の定期試験があるではないですか!!
勉強そっちのけだったため、過去問を集めまくったり、レポートを提出したりでしたね。
読者の皆様ももうそろそろやりなさいよ…とお思いでしょう。私もこの記事を書いていて同じことを思いました。いつまで国試対策してなかったんだ!?と
8月にしていたこと
この頃になると流石にやらなければならないと感じ、今日からやるぞ!と決心した日があります。それは8月1日です。この日までは青本を開けていなかったこともあり、なんとかしなければならないという思いでした。そこで以下の点を注意しました。
- 1つも無駄なく学習を進めること
- 毎日欠かさず勉強すること
- 常に点数を意識し現状、全国の薬学生の中でどのあたりの位置にいるかを確認する。
- 目標修正をしながら勉強する
- 薬学ゼミナール発行の通称青本・青問をマスターする
8月上旬・中旬
8月上旬・中旬はは物理、化学、生物から手を付けました。青問から見たのですが、まーーーーーったく解けません、まして理論問題なんてなおさらでした。
そこで8月上旬・中旬を使ってとにかく飽きないように物化生の範囲を問題集を中心にまんべんなく進めていきました。
1ヶ月かかり青問1周が終わったのですが、正直間違いだらけで問題集を解いたと言うより、問題集を読んだという方が正しいかもしれません。
8月下旬
8月下旬になると、学校の国試対策講座も始まりました。最初は物化生からで先生の授業を受けつつ、引き続き青問の物化生を進めていました。
学校で授業を行ったところの問題も配布されていたのですが、青問と被っていたこともあり、授業を受けて帰ってきてから授業で習った該当範囲を青問で演習をしていました。
- 物理、化学、生物の青問1周
- 物理、化学、生物の学内授業を受ける
夏前にどのように物化生を進めていたか具体的に知りたい方はこちら
9月にしていたこと
9月1日~9月21日
引き続き学内授業を受けながら、物化生の2周目と薬理・薬剤の1周目に取り掛かりました。物化生は2周目だったのですがたまたま合ってしまった問題も多かったため全問題解き直しました。
8月に1ヶ月かけて物化生を1周したのに次は20日間で1周し薬理と薬剤もしたのか!?とお思いでしょうが学習を進める上でよく覚えておいていただきたいことは、最初の一周が一番しんどいということです
こんなにしんどさ減るのか?と思うかもしれませんし、おそらく1周目を解き終えた段階では、結局何も理解できなかった…と思う方もいらっしゃると思いますが、大丈夫です!やったことは意外とちゃんと入っていて2周目するときに「あーなんとなくやったな」と思い出せます。
1周目は完璧でなくていいのです。1周で完ぺきにできる人はだれもいませんから…
薬ゼミ主催の統一模試Ⅰ(9月21日、22日)
統一模試Ⅰの成績
学内模試で5割台だったのでどうなるかと思いましたが、220点でした。このときばかりは安心しました。
やはり、勉強方法は間違ってないんだなと改めて実感できるテストでもありました。
9月24日~30日
引き続き学内授業はあったのですが、それを受けるかたわらで、模試の見直しをしました。
模試の見直しはとーーーーっても大切です。しかもやる時期が大切なんです。
模試を受けた直後に見直しをすること!です。そうすることで、問題文をダラダラ読まなくても覚えているので読む時間が短縮されます。それだけでも時間の節約になります。
後回しにしたい気持ち、青問が進んでいない…どうしよう…という気持ちもわかりますが、統一模試は全国の薬学生が一番受験している模擬試験です。その代の薬学生が皆解いている問題なのでもし、国試に類似問題が出た場合は正答率が高い問題となります。正答率の高い問題を落とすのは国試において非常にまずいことなので、必ず復習しましょう。
- 学内授業を受ける
- 物理、化学、生物の青問2周目(全問解く)
- 薬理、薬剤の青問1周目(全問)
- 統一模試の復習
10月にしていたこと
10月は↓の計画で進めていました。書いている数字はページ数です。例えば「衛生(691)は衛生の青問が691ページある」ということです。日付の下に書いている数字はその日までに進んだページ数です。
10月上旬
引き続き学内授業を受けながら、次は薬理、薬剤の2周目(全問)、病態の1周目(全問)を行いました。
このあたりからいよいよ学内授業もしんどくなってきて、青問の解く量も増えてきたので頭がオーバーヒートするんじゃないかというほどでした。
10月下旬
10月下旬はそれに加えて、衛生と実務の1周目(全問)を行いました。正直実務は全ては終わりませんでした。
今思えばこのあたりが山場だったように思います。この時期を乗り越えるのが一番大変です。
- 学内授業を受ける
- 薬理、薬剤の青問2周目(全問)
- 病態、衛生の青問1周目(全問)
- 実務ちょこっと進めた
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11月にしたこと
11月は↓の計画で進めていました。
11月1日~11月17日
引き続き学内授業を受講しながら、11月の18、19日に統一模試Ⅱが控えていたため、得点割合の高い衛生、薬理、薬剤、病態を中心に進めていました。
薬理、薬剤の青本3周目(全問)と病態、衛生の2周目(全問)と法規、実務の1周目(全問)です。
何度も言いますが私が特殊だから、こんなに大量の問題を解けるわけではありません。しっかりと基礎からやっていけば意外と実務とかは、薬理・病態と被っていることも多いです。様々な教科の関連を理解しながら進んでいくとむしろ国家試験が近づいて来るほど勉強するのが楽になります。
薬ゼミ主催の統一模試Ⅱ(11月18日、11月19日)
薬ゼミ主催の統一模試Ⅱの成績
前回のときに点数が低かった衛生、法規、病態が伸びていることがわかりますね。しばらく問題に触れていなかった物理、化学、生物はやはり一度理解をしてしまえばなかなか抜けにくく、点数も落ちにくいことがわかります。
11月下旬
11月20日、21日は統一模試Ⅱの復習を行いました。間違ったところはメモを取るなどし忘れないように工夫しました。
私の行っていた具体的なメモの取り方について知りたい方は↓のページのメモの大切さのところを読んでみてください
11月22日以降は最近めっきり触っていなかった物化生の3周目(全問)を行いました。ここまで来ると最初の頃は手もつけられなかった物化生も「これも知ってるじゃん!」と思えてくるようになり、確認作業になってきます。
- 学内授業を受ける
- 薬理、薬剤の青本3周目(全問)
- 病態、衛生の2周目(全問)
- 法規、実務の1周目(全問)
- 統一模試Ⅱの復習
- 物化生の3周目(全問)
12月にしたこと
12月上旬・中旬
12月にしたことはざっとこんな感じです。教科の横にallとあるものは全問解きました、missとあるものは今までやった中で1度でも間違えたものを見直しました。
12月に入ると学内授業の数も減ってきて自由に勉強できる時間が増えてきました。
病態3周目(全問)、衛生3周目(ミスのみ)、薬理4周目(全問)、薬剤4周目(ミスのみ)、法規実務2周目(全問)をしました。この時期は勉強するのはかなり楽ですね、ただそろそろ卒業試験が近づいて来るので健康管理だけはしっかりしようと決めていました。
12月下旬
12月下旬になると学内授業はなくなりました。時間にも余裕ができたので、1月7日と8日にある卒業試験に向けて対策を進めています。
青問衛生4周目(全問)、青問薬理5周目(ミスのみ)、学内授業で配布された法規問題集プリント1周、卒業試験の過去問2年分、統一模試ⅠとⅡ2回分(全問)+それでも間違ったところを時間を開けてもう1周、国試過去問104回と105回2年分(全問)を行いました。
できるだけ多くの問題集には手を出さず最低3周してから次の問題集に手を出すようにしました。そのほうが知識が定着しやすいからです。
卒業試験の過去問はたくさんしませんでした。私の学校では卒業試験の解説付き解答が学校から配布されるわけではなく、学生が作成した解答だったため、解説が充実しているかと言われればそんなことはなかったです。
間違った知識を入れないようにするためにも、”卒業試験特有の癖のある問題”に対応できるように見ておこうかなと言う程度でした。みなさんも解説が充実していないものを深くやり込みすぎないようにしてくださいね。
- 学内授業を受ける
- 病態3周目(全問)
- 衛生3周目(ミスのみ)+4周目(全問)
- 薬理4周目(全問)+5周目(ミスのみ)
- 薬剤4周目(ミスのみ)
- 法規実務2周目(全問)
- 法規学内授業配布プリント1周
- 業試験の過去問2年分
- 統一模試2回分(全問)+ミスのみ復習
- 国試過去問104回と105回2年分(全問)
1月にしたこと
卒業試験(1月7日、11日)
私の学校の卒業試験は国試と全く同じ形式で行われます。
8、9日は土日だったため青問の実務(ミスのみ)、学内授業の実務プリント(全問)を行っていました。
卒業試験の成績
ようやく大台の300点になりました。このときばかりは少しホッとしましたね。まだまだ国試があるわけですが、一旦開放感に浸ったのを覚えています。
1月中旬
1月中旬は国家試験までにすべての科目をもう一度触れていこうということで青問物化生4周目(ミスのみ)を行いました。
「国試までにもうこの問題と出会うのも最後か」と思うとミスした問題は絶対に忘れないようにしなきゃという感じでした。
1月下旬
1月下旬は青問を↑のような感じで全部総さらいするような感じで進めました。
ここまで来ると、1ページ解くのに1分もかからなくなってきます。
- 青問の実務2周目(ミスのみ)+3周目(ミスのみ)
- 学内授業の実務プリント(全問)
- 青問物化生4周目(ミスのみ)
- 青問衛生5周目(ミスのみ)
- 青問薬理6周目(ミスのみ)
- 青問薬剤5周目(ミスのみ)
- 青問病態4周目(ミスのみ)
- 青問法規3周目(ミスのみ)
2月にしたこと
薬ゼミ主催統一模試Ⅲ(1月31日、2月1日)
今回の模試は国家試験直前だったということもあり、いつもと少し違った方法で受験しました。
それは、本番で最悪のコンディションだった場合にどの程度の点数をはじき出せるのか?です
やはり国試当日は、緊張もするだろうし、いつもどおりには解けないのは当然のことです。焦ってしまうこともあるでしょうし、時間に追われるかもしれません、頭が真っ白になってしまうかもしれません、その時のためのシュミレーションをしました。
具体的には、問題文をできるだけ早く読み、解答し、見直しはせず、1度だけ読むという方法です。
薬ゼミ主催統一模試Ⅲ成績
統一Ⅲの見直し(2月2日、3日)
統一模試Ⅲの見直しを行いました。どんな問題が来たら焦りやすいのか、どんな問題が来たら読み間違えてしまうのか、など自分の間違い方の癖を見直しましたね。
当然わからなかったところはまた付箋に書いて机に貼ったり、ノートに貼ったりして覚えました。
2月3日から国試まで
国試過去3回分の見直し、統一模試Ⅰ~Ⅲの見直し、学内授業配布の実務法規プリントの見直し、国試過去問の必須のみ5年分解く、青問の統計/生薬/病態の見直しを行いました。
毎日欠かさず行っていたことは、今まで間違えたところを付箋でまとめたノートを見返すことです。
弱点ノートは自分の苦手がギュッと詰まった参考書なのでこれ以上成績を上げてくれるいい参考書はないです。
また各予備校が行っている、通称山かけも受講しましたね。
- 国試過去3回分の見直し
- 統一模試Ⅰ~Ⅲの見直し
- 学内授業配布の実務法規プリントの見直し
- 国試過去問の必須のみ5年分解く
- 青問の統計/生薬/病態の見直し
- 弱点ノートの見直し
国試当日
国試当日はあまりたくさん持っていくと重くて疲れるので弱点ノートを持っていきました。正直見ていてもあんまり入って来ませんでしたが、、
よく1日終わってから丸付けをするかどうかというので学生の間で割れますが、丸付けはおすすめしないです。
国家試験は2日目でも十分挽回できます。だから、目の前にある試験にだけ全力投球できればいいのです。結果はあとから付いてきます。あなたがわからなかった問題は、皆わかりませんから…
国家試験成績
合格できて良かったです。薬ゼミの自己採点システムでは全国順位70番ぐらいだったと思います。
まとめ
以上私が学生の時の学習計画でした。こんなにたくさん勉強するの無理だよ!とおっしゃる方もいらっしゃるかと思います。正直現状では、ここまでたくさんの量を勉強しないといけないわけではありません。
ただし、近年の国試は受験者のレベルも上がってきているのも事実です。また、厚生労働省が年々合格者数を少しずつ減らしてきている背景もあります。実際に108回薬剤師国家試験は合格点が235点でした。107回の合格点が217点でしたから18点も上がっています。決して国試が易化したとだけで片付けられるものではないです。
また新設大学が近年より一層増えてきました。2018年には山陽小野田市立山口東京理科大学、2020年には岐阜医療科学大学、国際医療福祉大学が2021年には和歌山県立医科大学、湘南医療大学がそれぞれ設立しました。これらの大学はまだ卒業生はいません。つまり数年後には合格者数は絞っていくのに受験者数は増加していくという現象が起こり、より一層合格が難しくなります。
そうなる前に、早めに国試合格を決めてしまいましょう。
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テストや国試が不安
再試験0で長期休みを楽しみたい!
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