薬剤師国家試験の浪人生はこうして!現役生と同じはNG!夏からの勉強法と目標とすべき点数とは?

目次

はじめに

 「今年こそ絶対に合格する!」と決意して春を迎えたものの、思うように勉強が進まず、焦りを抱えたまま夏を迎えてしまった――そんな浪人生のあなたにまず伝えたいのは、現役生と同じ勉強法を続けるのは危険だということです。

現役生は大学の講義や実習で知識を“上書き”し続けていますが、浪人生は自力で知識を“再構築”しなければなりません。

では、夏から何をどう変えれば合格に近づくのでしょうか?ここからは、夏以降に特化した勉強戦略と目標点数の立て方お届けします

まず合格率についてチェック

現状を把握するためにまずは、浪人生の合格率について確認しておきましょう!

6年制既卒者浪人生の合格率は、110回国試で43.94%、109回国試で42.42%になります。

多浪の学生さんでは更に合格率が減少し、30%台になってしまいます。

今までのやり方を踏襲するだけではなかなか、合格が難しいことが数字からも見えてきます。

目標点をいくつにするか?

現役生と浪人生の目標点は別にしないといけません。

特に多くの受験生が受ける統一1では現役生と浪人生とで、大きく差ができることが多く、浪人生のほうが点数が取りやすい現場があります。

安易に、「模擬試験の判定がいいから合格できそう!」と思っていても、実際国試が近づいてくると、判定が下がってきて「まずい…」となるケースも多いです。

浪人生が目標とすべき点数はズバリ統一1で200点です!最低でも180点は取れるようにしておきましょう!

もしこの点数が取れない場合は大幅な改善をしないと合格できないケースがほとんどです。ではどのように対策すべきか見ていきましょう!

自分を見える化

浪人生にとって一番怖いのは、闇雲に問題数だけを追いかけて「やった気」になることです。

まずは最新模試の結果を科目ごと、自分の苦手はどんなところか把握する必要があります。

実は面倒でもこれをしておかないと、闇雲に進んで結果成績が伸びなかった…となってしまう学生さんは多いです。

たとえば、理解度別に赤は50%未満、黄は60〜69%、緑は70%以上――たったこれだけで弱点が地図のように浮かび上がります。

ここでの合言葉は「伸ばしやすい黄エリアを緑に、赤は最低限黄に」です。

浪人生は、一度学習されているので、多かれ少なかれできる範囲は皆さん持っています。なので、効率的にするためにまずは現状を見える化する必要があるのです。

まずは知識を“縦”に積む

教科書や青本を頭から順番に読むのではなく、「アウトライン→詳細→確認テスト」の3段階で回転速度を上げましょう。

例えば衛生なら、まず“水質基準”全体像を30分でさらい、次に条文や数値を深掘りし、最後に過去問を10題解く。

ポイントは「細部にハマりすぎず、全体像を先に固める」こと。

浪人生の多くは、細部にハマりすぎるあまり、全てに手が回らなかったり、国試で出ないところなのに理解しようとする方が多いです。

学問として勉強するのであれば素晴らしいのですが、あくまで合格を目標とするのであれば、わからないところにこだわり続けるのではなく、国試で出題されるところにこだわって勉強してみてください。

視野が広がると、暗記した知識同士が自然と結びつきますので。

知識を“横”に繋げて得点を底上げ

ある程度、縦の学習ができたら次は、横断学習の出番です。

苦手科目だけを単独で攻めるのは非効率。例えばDDSの放出制御を覚えるなら、製剤学の崩壊試験や薬理、衛生のADMEと絡めて一気に整理すると理解が立体的になります。

近年の国家試験は特にこの横のつながりが大切になってきます。

事実、理論問題でも連問の問題が増えてきていますので、単に科目ごとの理解だけに止めないことが重要です。

結局、勉強法の見直しが一番!

今までの勉強法で伸びなかった方は、同じ勉強法を繰り返すのではなく、正しい計画立てや勉強法で合格へ進んでいくのが一番です!

ご自身で、計画を立てられるのももちろん素晴らしいですが、

「本当にこれでいいんだろうか…」「勉強法がそもそもわからない…」

もしそう迷っているのなら、今すぐ行動に移してください。

迷っている“今”が、未来を変える一歩です。お気軽にご連絡ください。

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