薬剤師国家試験300点overの講師がおすすめする、効果的な青本・青問の始め方

目次

はじめに

国試受験生なら一度は手に取ったことがある薬学ゼミナール発行の青本と青問ですが、手にとって見るとその重さと量に圧倒されると思います。

こんなに、勉強しなければならないのか!?
すべてを学習しきれるのだろうか?

と不安になる方もいるのではないでしょうか。

受験生の目標は国家試験の合格です。

間違った方法でスタートを切れば、後々修正が効かなくなり、得点が一向に上がらないなんてこともあります。

そのために、合格のできる参考書の使い方をマスターする必要があるので、効率の良い青本・青問の始め方を紹介します。

青本を買って絶対にしてはならないこと

とりあえず、まだ理解ができていないから青本を前から読んでみよう!とする方がいらっしゃいますが、それは絶対にやってはいけません!!

この方法、実はかなり効率が悪く、「薬剤師国家試験に合格する」という視点ではおすすめできません。

なぜなら、青本を読んでも、
どの用語が出題されやすいか
どういった形式で問われやすいか
引掛けのポイント
暗記方法
などは記載されていないからです。

学問として勉強するのであれば、青本を読むのもいいでしょう。
しかし、受験生である以上合格することが最大の目標になるはずです。

戦う際にはまず敵を知る必要があります
この場合の敵とは、国家試験の出題頻度です。
敵を知って初めて、作戦を立て、勉強計画を立て、学ばなければならないことを理解できるのです。

そのため、何も知らない状態からやみくもに物理の青本をP.1から読むのではなく、読むべきページを抽出して読み進めていく必要があります。

具体的にすべきこと

まずは問題集(青問)をしましょう。
理論問題や正答率の低い問題はさっぱりわからないといった状態が起こると思います。それでも大丈夫です。

最初は、正答率の低い問題は飛ばしてもいいでしょう
目安として、正答率50〜60%以上の問題から着手してみてください。

問題を読み、なんとなくでもいいので解答してください。

ここでは正解かどうかはどちらでも構いません。

大切なことは、問題を解いた後に解説をしっかりと読むことです。そして、問われた箇所を青本で確認しましょう。

どうやって問われるのかを理解すれば、暗記のしかたも変わってきます。
また、導き方がわかれば、暗記量も減らすことだって可能です。


例えば、指定感染症について考えてみましょう。

指定感染症は大きく一類から五類に分かれていて、
・それぞれの感染症名
・それぞれの区分で就業制限があるか
・入院措置があるか
・対物処置があるか
などが問われやすいです。

しかし、具体的な感染症の症状や治療方法などはあまり問われません。

例えば「マールブルグ病の症状と治療について答えよ。」なんていう問題は出ていないので、ここは後回しにしてもいいのです。

それよりも、さきほど箇条書きでピックアップした内容を優先的に勉強すべきです。

この具体例は少し極端で、「こんな勉強するわけ無いじゃん」と思われる方が多いと思いますが、たくさんの生徒さんを見ていると、

たしかに学問としての勉強ならすごくいいんだけど、国試合格を考えたときには、その知識無くてもいいんだけどな…」
と思う生徒さんも少なくない数、いらっしゃいます。

学習方法を間違えると、国家試験に出題頻度の低いところを重点的に暗記し、
出題頻度の高いところをおろそかにしてしまうなんてことにもなりかねません


そのために、まずは問題に目を通しこの単元ではどの様に問われるのかを、知る必要があります。

どうしても自力で理解できないときは解説動画を見るのもいいですし、先生の講義を聞くのもいいでしょう。

また、私達のような塾に頼るのもいいかもしれません。

国家試験合格には、ただひたすらに努力すればいいというものではありません。
正しい方法で努力しましょう。

まとめ

以上が青本・青問の学習スタートで大切な部分です。

目標は国試合格だったはずが、いつの間にか、ただ青本を暗記することに変わってしまっていては元も子もないです。

学習のスタート時に、目的地までの最短距離を理解し、効率的で有効な学習を進めてくださいね!

この記事でわからないことや質問したいことがあれば、こちらのボタンから遠慮なく送ってくださいね


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