薬剤師国家試験の物理・化学・生物を徹底攻略!夏までに攻略がポイント

薬剤師国家試験の物理・化学・生物を徹底攻略!夏までに攻略がポイント

目次

はじめに

薬剤師国家試験苦手意識を持った人が多い「物理・化学・生物」ですが正しい勉強方法で勉強すれば何も怖いものはないです。

また取れないからと捨ててしまいがちな受験生も多いですが「物理・化学・生物」は後に勉強する 薬理・薬治・衛生・薬剤の基礎 となるため実はとても重要です。基礎がしっかりなっていないとあとの科目を頭に入れるのもしんどいですからね。では具体的に勉強方法について解説します。

勉強の基本

すべての科目で言えることですが、薬剤師国家試験の勉強法において重要なことは、目標を設定し、計画的に勉強することです。具体的には、試験の日程や範囲を把握し、勉強計画を立てることが大切です。では、「物理・化学・生物」はいつまでに完成させればよいかそれは9月までです

9月以降は「物理・化学・生物」を勉強する時間を多く取れないのが現状です。

国家試験の配点を見ればわかるように出題数は60題です。3教科も勉強するのに他の科目よりも比重が低いです。そのため秋以降は比重の高い 薬理・薬治・衛生・薬剤を中心にせざるおえないのです。

だからできなくてもいいという発想になるのでしょう。しかしそれは違います

「物理・化学・生物」をおろそかにしてしまったからこそ秋以降に他の科目が伸びなくなってしまうのです。そこに薬剤師国家試験の大きな罠があるのです。それと 「物理・化学・生物」は一度理解してしまうとなかなか抜けにくいという性質もあります。様々な単語や仕組みが非常に関連しあっていて、覚える量が少ないためですそのため早めに攻略することが大切です。

教材選び

教材の選び方については、自分に合ったものを選ぶことが大切です。

過去問題集や参考書、問題演習集などがありますが、自分が苦手な分野や理解が浅い分野については、より丁寧に解説してくれる教材を選ぶことが望ましいです。

具体的におすすめする参考書は薬学ゼミナールが発行している青本・青問です。イラストや図がふんだんに使われており非常にわかりやすい作りになっています。

科目ごとの具体的な勉強方法

ここでは具体的に青本(参考書)・青問(問題集)を用いた学習方法を解説しますが、他の参考書や問題集でも大丈夫です。自分にあった参考書を使いましょう。

物理の勉強法

薬剤師国家試験の物理学の勉強法については、まず問題集を解きましょう。と言ってもなかなか最初からは理解できないですよね。だからといって、参考書を読み込むことを最初にしないこと!物理の参考書を読んだところで一体どこが大切になるのかがさっぱりわかりませんし読み込んだ上で問題を解いたとしても解けないことがほとんどです。

そこで問題を解けない人は以下の手順で問題集を使ってみてください。

STEP
まず問題文を読む

設問の問題文を読みましょう

STEP
設問を1~5読む

設問が設定されているので設問文を読みましょう

STEP
参考書に戻りヒントとなる箇所がないか探す

参考書の該当ページを見ましょう

STEP
自分なりの答えを見つける

なんとなくで大丈夫です。これかなーって選びましょう

STEP
答え合わせをする

答えを確認しましょう

STEP
あっていても間違っていても解説をしっかり読み込む

解説が記載されている問題集が多いと思います。設問1から5すべての解説を読み込みましょう

STEP
参考書該当ページで周辺知識を入れる

問題集の解説だけでは足りないようなことを参考書を使って再度チェックする。

ここで最も大切になってくることはステップ6です。合っていると嬉しくなって読まなくなってしまう事があったり、間違えたところだけ読んでしまいがちですが、なぜ間違えたのか、他の知識が抜け落ちていないかを十分確認してください。

参考書を読み込むよりもこの問題集の解説を読み込むことのほうが圧倒的に重要です。ぜひ試してみてください。

化学の勉強法

基本的な問題集の進め方は先程の物理と同じで大丈夫ですが、各分野によってポイントが異なるので順に解説していきますね。

有機化学

苦手な人も多いこの分野ですが、それは反応機構を覚えようとしている人が多いからではないでしょうか?

反応機構を覚える必要はないのです。有機化学は酸塩基の概念、共役の概念、物質の安定性など基本的なことが理解できていれば反応機構はわかるのです。とても信じてもらえないのですが、それは酸塩基、驚愕の概念、物質の安定性などを根本から理解できていないためです。この理解をしてしまえさえすれば、実は有機化学は簡単だったりします。

もちろん暗記がゼロになるわけではありませんが、十分減らした上で有機化学は理解できます。

医薬品化学

近年の国家試験でよく問われるようになったこの範囲。先程の有機化学が基礎になっています。医薬品は結局有機化合物がほとんどですから生体反応も結局は同じような反応になります。

重要な医薬品の構造を暗記しなければなりませんが、ファーマコファと言って核となる構造さえ覚えてしまえばいいのです。例えば、カルシウム拮抗薬(アムロジピン、ニフェジピン、ニカルジピンなど)ではジヒドロピリジン骨格を持ちますと言った具合です。

医薬品の構造を覚えるのが難しいと言われる方もいらっしゃいます。たしかに難しいです。しかし、医薬品の構造を覚えるのはどこか人間の顔を覚えるのと似ているような気がします。

皆さんの友人を想像してください。顔にほくろは何個ありますか?前髪の長さはどれぐらいでしたか?眉毛にかかるほどでしょうか?耳たぶは福耳ですか?こんなこと知るわけないよ~って感じですよね。でも顔を見れば、〇〇さんだってわかります。

医薬品も同じです。そんな細部まで覚えなくてもいいんです。特徴を覚えさえすればいいのです。その特徴がファーマコファになります。

生薬学

生薬学は今まで説明してきた科目の中で最も暗記量が多いです。なかなか暗記量を減らすのが難しい分野にはなります。重要な生薬と重要な漢方に絞って学習するのが効果的ですが、それでも覚えていかないのは不安だと思います。

当塾ではゴロを用いたり、イメージで覚えたりしています。一人でやるのが難しい場合は生薬だけでも私達のような塾を利用するのが良いかと思います。きちんと系統立てて覚えると頭に入ってきやすいためです。

暗記が苦手な方はこちらも参照してみてください

生物の勉強方法

生物も基本的なところは物理と同じ勉強スタイルで大丈夫です。絶対に参考書を読み込まないようにしてくださいね。

その上でどの分野でも大切になってくるのが図での暗記です。字面だけで追っていても正直暗記量が大量になってしんどいと思います。

面倒かと思うのですが一旦自分の手で書いてみましょう。生体反応であれば解糖系、TCAサイクル、電子伝達系はどのようになっているのか。免疫系で言えばヘルパーT細胞とキラーT細胞の働き。ヘルパーT細胞とB細胞、形質細胞の関わりなど図に書いてみましょう。

参考書を眺めて理解した気になる方もいらっしゃいますがそれでは正直難しい。実際に手で書いてみてそれを覚えるほうが圧倒的に覚えられますし、抜けにくいです。実際に参考書を真似てみてまた補足を付け足して自分なりの図を作りましょう。

ただし、図をあまり丁寧に作りすぎて時間ばっかりかかった。ということがないようにしてくださいね。書き方のポイントがわからない。効率的な暗記方法が知りたい方は、授業の中でもレクチャーしますね

まとめ

いかがでしたでしょうか?おおよその勉強の仕方を理解していただけましたでしょうか?

以上、薬剤師国家試験の物理・化学・生物の勉強法についてまとめてきました。これらの科目は、薬剤師として必要な基礎的な科目であるため、しっかりと勉強することが重要です。目標を設定し、計画的に勉強することで、薬剤師国家試験に合格することができます。

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