統一模試Ⅰ→Ⅱで伸びた人の3つの共通点!2ヶ月で48点伸ばした人は何をしたのか解説!

「統一模試Ⅰ、思ったより取れなかった…」
成績表を受け取って、そう感じている方は決して少なくありません。
統一模試Ⅰの平均点は例年176点前後、最低限とっておきたいのは140点と言われています。ただ、統一模試Ⅰから統一模試Ⅱまでは、一年で最も点数が伸びる期間です。
この記事では、実際に大きく伸ばした受験生に共通していた3つのポイントと、統一模試Ⅱまでの残り1ヶ月の使い方をお伝えします。
\ まず成績表を見ながら相談してみる /
統一Ⅰ→Ⅱ|一年で最も点数が伸びる期間

まず、実際に統一模試Ⅰから統一模試Ⅱで大きく伸ばした、おふたりの数字を見てください。
| 統一Ⅰ | 統一Ⅱ | 伸び | |
|---|---|---|---|
| Iさん(6年生) | 148点 | 196点 | +48点 |
| Oさん(浪人生) | 133点 | 167点 | +34点 |
わずか2ヶ月で、48点と34点です。
おふたりとも、統一Ⅰの時点では最低ラインとされる140点の前後でした。決してスタートが良かったわけではありません。
では、なぜこの期間だけこれほど伸びるのでしょうか。理由はシンプルで、統一模試Ⅰの時点では、まだ全範囲を1周し終えていない方がほとんどだからです。
特に薬理や実務といった後半に学習する科目は、手つかずのまま受験された方も多いはずです。つまり統一Ⅰの点数には「まだやっていないから取れなかった分」が含まれています。
ここから2ヶ月で範囲が埋まっていくため、点数が一気に動きます。統一Ⅰの点数は実力の天井ではなく、あくまで現在地だということですね。
ただし、同じ2ヶ月を過ごしても伸び方には差が出ます。ここからは、伸びた方に共通していたことを見ていきましょう。
模試直後にやるべきことは統一模試Ⅰの後、何をすればいい!?で解説しています。
統一Ⅰ→Ⅱで伸びた人の3つの共通点

①成績表の「正答率」から動いた
ずばり、伸びた方に共通しているのは合計点ではなく正答率を見ていたことです。
成績表(個人カルテ。問題ごとの正答率や科目別の成績が載っている表です)には、受験者全体の正答率が出ています。ここが最大の情報源になります。
最優先は受験者の多くが正解しているのに、自分は落とした問題です。正答率70%や80%の問題を落としているということは、そこにピンポイントで穴があるということになります。
しかもその分野は、多くの人が得点源にしている領域です。本番で同じように落とすと、そのまま差になってしまいます。
逆に正答率が極端に低い問題は後回しで構いません。多くの人が解けていない問題は、本番でも差がつかないためです。切り捨てるのはサボりではなく戦略です。
難しかった問題ほど印象に残るので、つい手をつけたくなります。ただ、残り1ヶ月で点数を動かしたいなら、「あと少しで取れた問題」に時間を使うほうが確実です。
②薬理・病態・実務を軸に据えた
ふたつ目は、伸びる科目に絞って時間を使っていたことです。
薬理・病態・実務の3科目は配点が大きく、やった分だけ素直に点数に返ってきます。しかも内容が互いにつながっているため、まとめて回すと定着が早くなります。
たとえば高血圧の治療薬を薬理で学ぶとき、病態で高血圧そのものを、実務で服薬指導を一緒に確認しておく。「なぜこの患者さんにこの薬なのか」という流れで頭に入るため、バラバラに覚えるよりはるかに記憶に残ります。
近年の国試は科目をまたいだ連問も増えていますので、この横のつながりは本番でもそのまま効いてきます。
ただし、物理・化学・生物に大きな穴が残っている方は、そちらの立て直しが先になる場合があります。物化生は薬理や薬剤の土台になっている部分があり、ここが抜けたまま上に積んでも暗記に頼ることになってしまうためです。
判断に迷う方は薬剤師国家試験の物理・化学・生物を徹底攻略!をご覧ください。
③必須問題を後回しにしなかった
3つ目が、見落とされがちな必須問題です。
薬剤師国家試験には総得点とは別に、「必須問題で全体の70%以上、かつ各科目30%以上」という要件があります。いわゆる足切りで、総得点が足りていてもここを満たせないと合格になりません。
必須を放置したまま理論・実践ばかり演習していると、総得点は上がっているのに判定が変わらないという事態が起こります。せっかく点数を伸ばしたのに判定が届かないのは、本当にもったいないことです。
特に注意したいのが、苦手科目がはっきりしている方です。各科目30%という要件があるため、1科目だけ極端に落としていると、そこだけで引っかかってしまいます。
一方で必須問題は基本的な内容が中心のため、短期間でも伸ばしやすい領域です。残り1ヶ月という状況では、費用対効果が最も高いところになります。
\ 何から手をつけるべきか相談する /
逆に、伸び悩む人がしていること

①成績表を見て落ち込んだまま2週間過ぎた
一番もったいないパターンです。この時期の2週間は、後から取り返すのが本当に大変になります。
点数はもう変わりません。それに、落ち込むということは真剣に取り組んでいる証拠でもあります。気持ちの整理は早めにつけて、手を動かすほうに切り替えていきましょう。
②全科目を均等に回した
一見すると真面目な進め方ですが、時間は限られています。均等に配分すると、どの科目も中途半端なまま統一Ⅱを迎えることになってしまいます。
優先順位をつけるのは手抜きではありません。残り1ヶ月で結果を出すための判断です。
③新しい教材に手を出した
点数が悪かった直後ほど「教材が合っていないのかも」と思えてきます。ただ、いまから新しい参考書を1周する時間はありません。
それに教材を変えると、「あの図は右ページの下にあったな」という積み重ねまでリセットされてしまいます。手元の青本と模試の解説で十分です。
④解説を読むだけで復習を終えた
解説には正解までの最短ルートが書かれているので、読むとスッと頭に入ります。
ところが、その「分かった」は自分で選択肢を切る作業を飛ばした状態での理解です。本番で求められるのは、初めて見る選択肢を自分の頭で切っていく力になります。
解説を読んだら一度閉じて、必ずもう一度自分の手で解き直してください。
統一模試Ⅱまでの3ステップ

統一模試Ⅱは2026年11月19日(木)・20日(金)です。残り時間を週単位で区切って考えてみましょう。
STEP1|正答率が高いのに落とした問題を潰す(1〜2週目)
科目は問わず、穴を埋めることだけに集中します。受験者の多くが取れている問題を確実に取れるようにするのが、最も早く点数に変わる作業です。
目安は、正答率60%以上で自分が落とした問題。ここを全部拾えるだけで、総得点はかなり動きます。
STEP2|薬理・病態・実務を横断で回す(3週目)
3科目を関連づけながらまとめて進めます。ここは範囲が広いので、成績表で失点が大きかった分野に絞って構いません。
全分野を回そうとすると1週間では終わりません。失点の大きい上位3分野に絞るつもりで進めてください。
STEP3|必須問題に絞って演習する(4週目)
直前期に必須を詰めておくと、本番での取りこぼしが減ります。特に苦手科目がはっきりしている方は、各科目30%の要件に引っかからないか確認しておきましょう。
この順番にしているのは、効果が出るまでの時間が長いものを前に置いているからです。穴を埋める作業は時間がかかるので前半に、必須の確認は直前でも間に合うので後半に配置しています。
統一模試Ⅱで狙いたい点数は薬ゼミ統一模試Ⅱ(11月実施)で何点取れば合格できるのかで解説しています。なお、模試の日程や料金の最新情報は薬学ゼミナールの公式サイトでご確認ください。
実は、冒頭のおふたりは|メディウィングの受講生です

ここで、ひとつ種明かしをさせてください。
冒頭でご紹介したIさん(148点→196点)とOさん(133点→167点)は、メディウィングの受講生です。おふたりとも、統一模試Ⅰの直後にご相談にいらっしゃいました。
その後、国家試験までの推移はこうなりました。
| 統一Ⅰ | 統一Ⅱ | 統一Ⅲ | 国試本番 | |
|---|---|---|---|---|
| Iさん(6年生) | 148点 | 196点 | 210点 | 265点で合格 |
| Oさん(浪人生) | 133点 | 167点 | 204点 | 218点で合格 |
Iさんは基礎事項がまだ定まっていない状態でしたので、成績表をもとに科目の優先順位を組み直すところから始めました。
Oさんは長時間勉強されていたのに点数が上がっていなかったため、学習計画をすべて見直し、必須問題の取りこぼしをなくすところから整えていきました。
お気づきかもしれませんが、おふたりがやったことは、この記事でお伝えした3つの共通点そのものです。
そして、勉強時間を大幅に増やしたわけではありません。変えたのは、やる順番だけでした。
点数が伸び悩んでいるとき、勉強量ではなく勉強のやり方に原因があることが少なくありません。
- ✅ 成績表をもとにした学習計画|正答率から優先順位を一緒に整理
- ✅ 薬学部専門の経験豊富な講師|模試の推移から次の一手を提案
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6年生の方は6年生の方へ、浪人生の方は浪人生の方へもあわせてご覧ください。
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