薬学部の後期の勉強法【1〜3年生向け】学年別にやるべきことを解説

「前期、思ったより点が取れなかった…」

後期が始まったいま、そう感じている方は決して少なくありません。

実は薬学部では、6年間で卒業できている学生は67.9%というデータがあります。約3人に1人が、どこかの学年で足踏みしている計算です。

ただ、後期はまだ始まったばかりです。この記事では、1〜3年生が後期にやるべきことを学年別に解説し、前期の遅れを取り戻すための3ステップをお伝えします。

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目次

薬学部の後期|前期の遅れを取り戻せる時期

ずばり、後期は前期でつまずいた科目を立て直せる、年度内で最後のまとまった期間です。

多くの大学の年間スケジュールは次のようになっています。

時期 内容
4月 前期授業開始
7月中旬〜8月上旬 前期定期試験
8月上旬〜9月 夏休み
10月 後期授業開始
1月中旬〜2月上旬 後期定期試験

つまり、いまから後期の試験までは3ヶ月以上あるということです。

薬学部の科目の多くは積み上げでできています。前期の内容が分からないまま後期に入ると、後期の講義もついていけなくなり、そのまま次の学年に持ち越してしまう…という流れになりがちです。

逆に言えば、この3ヶ月で前期の穴を埋めておけば、来年度がぐっと楽になります。

夏休みの過ごし方については薬学部の夏休みの勉強法【1〜3年生向け】で解説しています。


後期を何となく過ごしたらどうなる?

ここで、後期に手を打たなかった場合に何が起きるのかを学年別に見ておきましょう。

①1年生:暗記頼みのまま2年生へ

1年生のうちは、試験前の丸暗記でもなんとか点が取れてしまう科目があります。

ただ、このやり方は2年生以降で通用しなくなります。専門科目は量が増え、暗記だけでは処理しきれなくなるためです。乗り切り方を変えないまま進級すると、2年生で一気に苦しくなります。

②2年生:積み上げが崩れて手遅れになる

有機化学や物理化学は、典型的な積み上げ科目です。

分からない単元を放置したまま進むと、講義がまったく頭に入らない状態になります。後期の途中で「もう何も分からない」となってしまうと、試験前の2週間では取り返せません。

③3年生:CBT対策が4年生からゼロスタートに

あまり意識されていませんが、CBTの出題範囲は3年生までに習う内容が中心です。

CBT(薬学共用試験。合格しないと5年次の実務実習に進めない試験です)は4年次の11月末から始まります。3年後期を単位だけ取って通過すると、4年生になってからゼロベースで対策することになってしまいます。

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学年別|後期にやるべきこと

1年生|前期で落とした科目を放置しない

まず手をつけていただきたいのが、前期でつまずいた科目です。

特に注意したいのが、再試験や追試でなんとか通した科目になります。単位は取れているので見過ごしがちですが、理解が中途半端なまま次に進んでいる状態です。

化学は有機化学に、生物は生化学や薬理につながっていきます。土台が緩いまま積み上げると、2年生以降で必ず響いてきます。

完璧に復習し直す必要はありません。講義の合間に教科書の該当箇所をもう一度読んでおくだけでも違ってきます。

1年生の方向けの情報は1年生の方へにまとめています。

2年生|分からなくなった単元まで戻る

有機化学や物理化学が分からなくなったとき、そのまま先に進んでも理解は追いつきません。

思いきって、分からなくなった単元まで戻ってください。遠回りに見えますが、実際には一番の近道です。今の講義についていけないまま3ヶ月過ごすより、1週間かけて戻ったほうが確実に前に進めます。

また、実習レポートに時間を奪われすぎないことも大切です。「締切の3日前までに終わらせる」と枠を決めてしまうと、講義の復習時間を確保できます。

2年生の方向けの情報は2年生の方へにまとめています。

3年生|落とせない科目から固める

3年生は多くの大学で科目数が最も多くなる学年です。すべてを同じ熱量でやろうとすると、どれも中途半端になってしまいます。

まずは落とすと進級に響く科目から固めましょう。そのうえで余力があれば、CBTにつながる薬理や生化学に時間を回していきます。

優先順位をつけるのは手抜きではありません。限られた時間で結果を出すための戦略です。

3年生の方向けの情報は3年生の方へにまとめています。


後期を立て直す3ステップ

STEP1|前期の穴を洗い出す

まず、前期の成績表を見ながら「理解できていない科目」をすべて書き出してください。

単位が取れたかどうかではなく、理解できているかで判断するのがポイントです。再試で通した科目、ぎりぎりで通った科目は、ここに入れておきましょう。

紙に書き出すだけで構いません。頭の中だけで考えていると「なんとなく全部できていない気がする」という状態から抜け出せず、手が止まってしまいます。

STEP2|科目に優先順位をつける

書き出した科目に順番をつけます。基準は「後期以降の科目につながるかどうか」です。

有機化学や生化学のように先につながる科目は上位に、単発で終わる科目は下位で構いません。全部を埋めようとせず、上位3つに絞ってください。

3つなら、後期の3ヶ月で十分に埋められます。逆に5つも6つも並べると、どれも手つかずのまま試験期間に入ってしまいます。

STEP3|試験3週間前から逆算する

後期定期試験は1月中旬から始まります。試験3週間前を「総復習の開始日」と決めて、そこから逆算してください。

それまでの期間で、STEP2で選んだ3科目の穴を埋めておく。この形にしておくと、試験直前に慌てずに済みます。

ここまで決まれば、あとは毎週少しずつ進めるだけです。1日30分でも、3ヶ月続ければ40時間以上になります。

試験直前の詰め方は薬学部の定期試験を乗り切るポイントを徹底解説!をご覧ください。


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